食物や唾液は、口腔から咽頭と食道を経て胃へ送り込まれます。食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態を誤嚥(ごえん)と呼びます。誤嚥は肺炎の原因ともなります。
その「誤嚥性肺炎」を防止するために「口腔ケア」を勧めている医療機関があるそうです。その防止法の内容は次のようなものです。
1.歯磨き
あたりまえのようにも思えますが、細菌などが膜になっているバイオフィルムを取るのが大切で、歯ブラシを縦にして歯茎の周りをなぞるように三回磨くのがポイント!
2.舌掃除
シリコン樹脂製のタン(舌)クリーナーを使用し、舌の中央部を重点的に掃除するのだそうで、この舌掃除が効果が大きいそうです。
3.歯茎マッサージ
唾液をさらさらにし、のみ込む力を維持するのに有効。誤嚥性肺炎の予防に効果があり、健常者も機能維持のためにマッサージをすると良いそうです。