認知症予防に歯科治療

認知症と歯科治療には全く関係が無いように思えます。ところが、ある研究結果を見ると、歯がほとんど残っていない人(0〜9本で、義歯の使用なし)は、歯が20本以上残っている人に比べ、認知症の発症リスクが1・85倍も高かった。食べ物をかむ能力で見ると、あまりかめない人の発症リスクは、なんでもかめる人に比べ、1・25倍と高かった。という事実が解ってきました。

 

「歯を失うとかむことが少なくなって、脳への刺激が減り、脳の機能が低下して認知症になりやすくなるのではないか」という見解も発表されています。

 

歯は上下合わせて32本あり、国は80歳で20本を残す目標を掲げ、「8020」運動を展開しています。

 

歯の数は、細菌などで炎症が起きて生じる歯周病になると減りやすい。歯を残すには歯周病の予防も必要だと言われています。毎日の歯磨きはもとより、定期的な歯の検診もおすすめします。